児童養護施設とは

保護者のいない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設。です。

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日本で児童養護施設にいる子どもたちの数や、施設を出てからどのような生活を送っているか皆様はご存知ですか?

2017年時点で全国に617カ所あり、約2万7千人の子どもたちが生活しています。

そして、施設への入所理由の65%は虐待によるものです。

施設で生活する中でも、30~40%の子どもが他者をいじめた経験や、虐待を受けた経験があります。

また発達障害等の障害を有する子どもの割合も増加傾向にあり、それぞれの発達の状態や障害の特性に合わせた支援も必要となります。

全国児童養護施設協議会の調査 (平成 25 年度)によると、子どもたちを支援する側の施設職員は、就職後8年未満に40%、10年未満に70%近くが離職するといい、定着率の低さが問題となっています。
その要因としては、労働環境の厳しさ、不規則な勤務、職員間の人間関係、保護者との関係、子どもの行動や言動の問題など様々です。

また、「社会的養護の課題と将来像」(平成23年7月とりまとめ)より、施設の小規模化が推進され、変わりゆくニーズ(施設の小規模化やグループホーム化などの推進・施設に入所する子どもたちの抱える問題の複雑化等)に適応しようと日々努力する支援者側の心理的疲弊(共感疲労)は大きくなり、子どもたちの事を思えば思うほど、オーバーワークになるのが現実です。

このように、児童養護施設の子どもたちへのメンタルケア、自立支援、リービングケアの重要性はもちろんのことながら、それを支援する施設職員のコンサルテーションやカウンセリングも必要不可欠だと考えます。