神経発達症

神経発達症とは、これまで発達障害とよばれていたものです。

神経発達症は遺伝と環境要因が関与しており、先天的に各種症状や・知覚・認知・感情・行動に異常が認められる脳機能不全と考えられています。

神経発達症の人は、他の人と行動パターンが異なることがありますが、それは脳の働きの特性によるもので本人の努力が足りなかったり、親のしつけが悪いからではありません。

神経発達症は、知能検査や発達検査の実施、養育者や他者とのコミュニケーションの状態や、態度、行動などを観察することで確認されます。神経発達症は身体疾患や精神疾患のように発症というよりも、発見という考え方が正確で、小学校入学前などの発達早期から発見され、個人的・社会的・学業・職業に影響を及ぼすもので、同じ神経発達症群内の疾患をいくつか併せ持つ事が多く認められるのも特徴です。

神経発達症群に含まれる障害

知的能力障害

自閉スペクトラム症

注意欠如・多動症

コミュニケーション症群

限局性学習症

チック症群

吃音

発達性協調運動症

常同運動症

周りの人達の関わり方によって、神経発達症の人たちは自信を失くしてしまい神経発達症とは別の精神疾患や症状を引き起こしてしまうことがあります。

診断をなるべく正確に行うことは、治療や周りの方の対応を最適なものにするために大切なことなのです。

しかし、診断がつくと病気だから何をやっても仕方ないと悲観的になってしまう事がありますが、発達や特性や困難に気づき適切な治療や介入などの対応をすることで、患者さん本人や周りの方が困らない状態になればその診断を外すことになりますし、その人らしさをより伸ばすことも可能なのです。

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