児童養護施設の方へのメンタルケア・ 退所後のアフターケア

児童養護施設に入所してくる子供たちは様々な家庭環境の中にあり、特に約66%の子どもたちは虐待の経験があります。しかしその後の養育でも完全に心の傷を癒やされることなく、原則として18歳で退所しなければなりません。

施設で生活していく中でも、約32~40%の子どもが他者をいじめた経験があり、約31~40%が虐待を受けた経験があると答えています。

2020年度の大学進学率が過去最高の54.4%に達した現状に対し、児童養護施設出身者の進学率は約15%程度です。その理由として経済的な問題だけでなく、身近に「大学を卒業して希望の職に就く」という模範となる人物がいないため、大学進学を思い描けない子どもも少なくないようです。又、無事に奨学金を借りて大学に進学しても家賃や生活費の負担の重さから途中で退学し、奨学金などの借金だけが残る。という事もあり、施設によっては進学を勧めないケースも少なくないようです。

進学せずに就職する場合も色々と問題が出てきます。一般的な非正規雇用率が約29%に対して、児童養護施設出身者の非正規雇用率は約47%と高くなっています。又、3年以内に離職する割合は80%というデータもあります。その理由として、基本18歳になると誰の助けもなく自立しなければならないので、明確な目標や夢や知識もないまま施設を出なくてはいけなくなり、とりあえず就職する。という状況です。そしてそのとりあえずでみつかる仕事は非正規雇用が多く、長く続けられる仕事に出会える可能性も低いのです。

他にも退所後の悩みとして、これまで相談していた施設の職員もいなくなり、他に相談できる人もおらず孤独感や孤立感を感じたり、賃貸契約をする時の保証人がいなかったり。結婚して子供が産まれても、親に愛されたことがなかったため、愛し方がわからず虐待してしまうこともあるのです。

このように児童養護施設の子どもたちを取り巻く問題はたくさんあり、心のケアを行っていく事がとても重要だと考えます。又、退所後のアフターケアも必要です。

私達は心のケアはもちろん、職業紹介、人材紹介《自立して生きていく能力をつける為のフォロー》、そして退所後の心安らぐ居場所『コミュニティサロン』の運営など、児童養護施設の子どもたちが抱える課題に、子どもたちの気持ちに寄り添い一緒に取り組んでいきます。

子どもたちの事を思えば思うほどオーバーワークになってしまっている児童養護施設は多いと思います。ぜひ私達にお手伝いをさせてください。

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