ストレスをためないようにするには

人が生活する上で切っても切れない関係のストレス。

これまで、ストレスとは何なのか、どのような影響を及ぼすのか、どのような物事の受け止め方、認知の歪みによってよりストレスを感じやすくなるのか。などを説明してきました。

では、ストレスをためないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。

まず、ストレスを感じにくい人の特徴をみてみましょう。

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・嫌な出来事があってもすぐに気持ちを切り替えることが出来る。

・自分の状況や環境、物事の受け止め方や考え方について、落ち着いて客観的に見ることが出来る。

・ストレスを回避する能力がある。他人にどう見られているか、どう評価されているかを気にせず、他人は他人、自分は自分と割り切っている。

・完璧主義になりすぎず、ある程度は「まぁいいか」「なんとかなる」と楽観的に考えることが出来る。何事もポジティブに受け止められる。

・ストレッサーに気づかない、感知能力が低い、鈍感力がある。

・ストレスを乗り越えてきた経験が多く、「以前このように乗り越えられたから今回も大丈夫。」と思える。

・ストレスの許容範囲が大きく、多少の事なら受け止められる。

・全て一人で抱え込まず、誰かに頼ることが出来る。

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このような人は比較的ストレスを感じずに暮らせるでしょう。

自分は、上に書いてあるような性格ではないなぁ。。。そんな風になりたいな。。。と思った方も多いかもしれません。

では、性格を変えることは出来るのでしょうか。

性格には変化しにくい部分と、変化しやすい部分があります。

変化しにくい

気質・・・性格の中で生まれつきの、遺伝や体質による部分

気性(人格)・・・3歳頃までの環境による部分(家庭環境、親子関係など)

変化しやすい

習慣的性格・・・後天的に社会的・文化的な影響で形成される部分(自分を取り巻く人々や環境にどう接するか)

役割的性格・・・社会的、職業的役割上形成される部分(周囲の期待や影響によって形成される性格)

では、気質や気性(人格)は変えることは難しいという事になります。

例えば、自分の思い通りに物事が進まなくて、イラっとしてしまう。そのイラッとしてしまうのを、しないように変えるのは難しいかもしれません。しかし、その感情の後にどのような言葉を発するか、どのような行動を取るのか、それを練習し、変えることは出来るのです。そしてそれが習慣になっていきます。それが習慣的性格です。

通常、あの人はこういう性格だ。というのは、この習慣的性格の部分なのです。ということは、性格は変えることが出来るのです。

習慣的性格が変われば、自分の気持も楽になったり、他人からの評価や、他人との関係性も変わってきます。

では、実際性格を変えるための方法をいくつか紹介していきましょう。

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1.自分の性格を知る

性格を変えるためには、まず自分のどのような部分をどのように変えたいのかを具体的に明らかにすることが必要です。

2.いつもと違う言動をしてみる

内向的な性格を変えたいのであれば、自分からいろいろな人に話しかけてみたり、大きな声で挨拶をしたり、最初は恥ずかしかったり、違和感を感じますが、続けるうちに習慣化し自然とそういう行動をとれるようになります。

その他にも、外見。例えば服装や、髪型をいつもと違う雰囲気にしてみると、徐々に気分が変わり、やがて内面まで変わっていくことになります。

3.ネガティブな発言をポジティブな言い方に変える

例えば「疲れた」という口癖を、「頑張った!」と言いかえると、自分自身の気持ちもポジティブに変わり、周りからの見え方も大きく変わっていきます。

4.禁止令に気づき自分を解放する

幼少期に親などから否定的な指示、命令をされた事が、無意識のうちにすり込まれ、大人になっても「やってはいけないこと」と自分の思考や行動に制限をかけてしまう事があります。

例えば[成功するな]という禁止令は、「お前は何をやっても駄目だ」と言われ続けた事により、「どうせ上手くいくわけがない」と思い込み、挑戦する事を諦めたり、挫折や失敗に結びついてしまうものです。

このような禁止令の思い込みにより、自分に制限をかけてしまっていないかを振り返り、誤った思い込みである事に気づき自分を解放してあげましょう。そうすることで、本来の自分を取り戻す事ができ、気持ちも楽になります。

5.長所をよりのばす

短所を改善するのはなかなか難しい事です。しかし、自分の得意な事、自信がある部分をさらにのばす事は短所を改善するより容易なはずです。長所をよりのばす事により、自分に自信が持てれば、何事にも前向きに取り組めるようになります。

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いかがでしたか?できそうなものはあったでしょうか。やってみたからと言ってすぐに性格が変わる!というわけではありませんが、やってみようと一歩踏み出してみた時から変化は始まっているのです。無理をせず、自分でも知らなかった新しい自分・本来の自分の発見を楽しんでいきましょう。